台湾留学準備中のNUNUです
留学前に役所で何の手続きをするか迷いますよね
今回は留学前にするべき海外転出届について解説します
海外転出届とは?
一般的に1年以上海外に滞在する場合に提出する届です
留学2週間前から提出可能です
よく「住民票を抜く」という表現もします
3ヶ月以内の留学ならする必要はありません
それ以上の期間だとしていいと思います
仮に海外転出届を出して1年以内に帰国してもペナルティなどはありません
ちなみに1年以上の留学でも海外転出届を出すことは必須ではありません
あくまでも、出した方がいいよという届けです
海外転出届のメリット
- 住民税を払わなくて良い
- 国民年金保険を払わなくて良い
- 国民健康保険を払わなくて良い
大きく分けてこの3つが主なメリットです
住民税
住民税の課税対象は1月1日時点に日本に住民票があるかどうかで決まります。
私の場合は2022年の3月から1年間留学します
今年(2022年)の住民税はかかります
請求は6月ごろに住民票を抜いた住所に届きます
そして2023年の3月に帰国します
すると2023年分の住民税はかかりません
ちなみに住民税は去年の所得額によって決まります
なので仕事をやめた年内から、ワーホリや留学をして、高い住民税の支払いを免除しようと考える人が多いです
国民年金保険
当たり前ですが、国民年金の加入は日本に住んでいると強制です
海外転出届を出すと強制加入義務がなくなり、自動的に脱退になります
脱退期間は年金の支払いはありませんが、その分将来受け取る年金が少なくなります
国民年金は海外転出届を出すと「強制」から「任意」になります
なので将来の受給額を減らしたくないのであれば、任意加入をしましょう
その場合は、市町村の窓口で別途手続きが必要です
国民健康保険
国民健康保険は海外転出届を出すと自動的に脱退します
国民健康保険に加入したまま留学に行きたいなら、海外転出届を出さない方法しかありません
その場合、毎月年金や健康保険の支払いをする必要があります
代わりに、海外で受けた治療費の7割を帰国後に請求することができます
しかし「日本の国民健康保険の対象となる治療をした場合」且つ「保険金は実際に掛かった治療費ではなく日本で治療した場合の金額」になります
なので海外で受けた治療費の7割が戻ってくると考えない方がいいです
実際、海外の医療費は高いところが多いので
海外転出届のデメリット
- 国民健康保険が使えない
- マイナンバーカードが使えない
- クレカや銀行口座開設ができない
大きく分けてこの3つが主なデメリットです
国民健康保険
海外転出届を出すと、国民健康保険を脱退するので、一時帰国した際に病院に行くと10割負担になります
ただ、国民健康保険を払い続けるよりは安いと思うのでそこまでのデメリットではありません
マイナンバーカード
海外転出届を出すと同時に、マイナンバーカードのICチップが使えなくなります
すると、ワクチンパスポートの発行や確定申告ができなくなります
なので先にこれらの手続きをしてから海外転出届を出すようにしましょう
詳細は下記の記事をご覧ください
マイナンバーカードは無くさないよう、各自保管しましょう
クレカや銀行口座開設
銀行口座の作成は日本に居住していることが原則のため、新規の開設ができません
クレカは仕事を辞めた時点で作りにくいので、早めの準備が必要です
加えて、海外転出した場合、多くの銀行は口座の解約を定めています
ただ、実際のところ海外留学に行ってもそのまま使う人が多いです
海外転出届の出し方
- マイナンバーカード
- 本人確認書類(運転免許書)
これらを持って役場に行きました
準備物は市町村ごとに違うので確認してください
転出届を書いて10分程待ったらマイナンバーカードを返却され、終了でした
最後に
私も、留学2週間前に海外転出届を出しました
転出届は必ず、クレカを作り、ワクチンパスポートを申請した後にしましょう
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